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日立電線、円高直撃、国内銅管事業から撤退

2011年10月28日 (金)

拠点・施設日立電線は28日、国内の銅管開発・製造・販売事業から撤退すると発表した。2012年3月いっぱいで撤退を完了する。

 

国内の銅管需要はことしの夏以降、急激に需要が減少しており、国内市場の成熟と円高の進行により、需要家が海外にシフトしているほか、輸入品比率の増加で市場競争が激化しているため、「将来的な収益の確保が困難」と判断した。

 

日立電線の国内銅管事業は、茨城県土浦市の土浦工場を生産拠点としており、前年3月期の連結決算における同事業の売上高は177億6300万円、売上高全体に占める比率は4.2%となっていた。

 

同事業部門の資産は、一部を住友軽金属工業グループへ売却する方向で検討するとしており、現在、同社と協議を進めている。