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JMU、川崎汽船向け7550台積み自動車運搬船引渡し

2016年4月1日 (金)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は3月31日、内海造船因島工場で建造していた川崎汽船向け7550台積み次世代自動車運搬船「オライオンハイウェイ」を引渡したと発表した。

JMU、川崎汽船向け7550台積み自動車運搬船引渡し

同船は、パナマ運河拡張に対応した幅広新船型の自動車運搬船で、川崎汽船から受注した自動車船4隻シリーズの2番船。

3層のリフダブルデッキを含む13層のデッキを持ち、乗用車・トラック・重車両のほか、鉄道車両の積載を可能とした。車両の搭載は、船尾右舷と船体中央右舷のショアーランプ扉から船内に入り、倉内ホールドランプを経由して所定のデッキまで自走して行う。

このほか、省エネ付加物としてサーフバルブを装備、船首を風圧抵抗低減型の形状を採用、低摩擦塗料を使用することで推進性能の向上を図っている。

■主要目
全長:199.99メートル
全幅:37.5メートル
深さ:38.23メートル
満載喫水:9.9メートル
総トン数:7万6299トン
車両搭載能力(乗用車):7550台
車両倉:13層
車両甲板(リフダブルデッキ3層含む)12層
ガレージデッキ1層
乗組員:31人
主機関:MAN B&W 7S60ME-C8.2
連続最大出力:1万3000キロワット×102.6min-1
航海速力:20ノット
船籍:パナマ
船級:日本海事協会
起工:2014年6月23日
進水:2015年11月25日
完工:2016年3月31日