アルプス物流、19年までに女性役職者比率15％目指す

ロジスティクスアルプス物流は1日、2019年3月末まで3年間を対象とした「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」を策定し、ウェブサイト上で公開した。それによると、同社が15年4月から16年1月までに採用した労働者に占める女性の割合は、正社員が39％（14人）、有期雇用社員が70％（61人）で、合わせて61％（75人）と、同業他社より高かった。

また、男女の平均継続勤務年数は男性が14.9年だったのに対し、女性は15.3年と男性を0.4年上回った。採用者に占める女性の割合、平均勤続年数がともに男性を上回り、一般的な物流企業と比べ、女性の活用が進んでいる同社の特徴を示した。

採用者数、勤続年数には男女格差が見られなかったものの、「役職者に占める女性の割合」は12％にとどまっており、同業他社よりは高い水準にあるものの、格差が見られないとは言い難い状況となっていることから、行動計画期間中に「15％に引き上げる」目標を掲げた。

この目標を達成するため、同社は「社員の意識改革を図る」「女性の能力開発を進める」「女性のキャリア継続支援を拡充する」と3つの取り組み分野を設定し、段階的に活動を強化する。