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イーベイ調べ、「日本より高く売れる」46.6%

越境EC、47%が「日本で売れないものが海外で売れる」

2016年4月5日 (火)

ECイーベイ・ジャパンが全国の20-59歳の男女412人を対象に「国内での越境ECのイメージ、浸透度」調査アンケートを実施した結果、越境EC出店者は「日本では売れない商品が、海外では売れる」「日本よりも高い価格で販売できる」などに出店メリットを感じていることがわかった。

越境EC、47.6%が「日本で売れないものが海外で売れる」

また、越境EC「非出店者」の半数以上は海外進出の意向を持っているものの、サポートなどへの不安からなかなか踏み出せていない現状が明らかになった。

同社が越境EC出店者に越境ECを始めたきっかけを尋ねたところ、最も多かったのは「日本では売れない商品が、海外では売れる」で47.6%。「日本よりも高い価格で販売できる」との回答は46.6%あり、国内と海外との購買層やニーズの違いをうかがえわせた。

次いで多かったのは「購入者が日本よりも多い」の40.8%で、市場規模の違いにメリットを感じている出店者が多くいることを示唆する結果となった。

越境ECの出店先は米国が64.1%で最多となったものの、前年と比べ3.9ポイント減少した。2位の中国は53.4%で6.8P増加、3位は中国以外のアジア地域で51.5%、11.7P増えた。

4位は英国以外の欧州諸国で39.8%(前年と同じ)、5位は英国で33%(1.9P増)となり、中国などアジアとの取引が増えている結果を反映した。

越境EC、47.6%が「日本で売れないものが海外で売れる」2

また、事前調査段階で「国内でECを手がけているものの越境ECは行っていない」という事業者に出店をしてみたいかどうかを尋ねたところ、55.6%が「出店してみたい」「やや出店してみたい」と回答し、半数以上が越境EC出店に前向きな考えを持っていることがわかった。

これに対し「出店したくない」「あまり出店したくない」と越境ECへの抵抗を示した事業者は22.4%にとどまった。これらの中には「決済に信頼ができない。配送ができるか不安」との理由を示す事業者もあった。