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日通、アリババと提携し越境EC向け物流本格化

2016年8月2日 (火)

ロジスティクス日本通運は2日、中国ECモール最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)と業務提携し、8月から同グループの越境ECサイト「T-MALL国際」(天猫国際)の出店者に向けた物流サービスの提供を本格的に開始する、と発表した。

日通の担当領域

同グループで「ビックデータ物流プラットフォーム」に位置付けられる菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク)は、日本発の物流プラットフォームを構築するため、昨年9月に日通と国際輸送に関する業務提携契約を締結しており、アリババが1日で570億1200万元(1兆8000億円)を売り上げた「独身の日」に、日通は1万6000件の梱包、出荷、輸出業務を提供した。

今回の提携は独身の日の実績が評価され、4月1日付で菜鳥と改めて2016年度を対象とした業務提携契約を締結したことから、ECサイト出店者に対する案内を本格的に開始することになったもの。

具体的には菜鳥・出店者・日通間をEDIで結び、千葉県成田市の日通の輸出拠点を菜鳥海外倉庫と位置付け、オーダー管理、通関情報、輸送履歴情報、運賃決済情報を連携。これにより、T-MALL国際出店企業の円滑な販売活動を支援する。