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名村造船、8万トン積みシリーズ1番船「コラート」引渡し

2016年4月7日 (木)

荷主名村造船は6日、伊万里事業所で建造していたテルフォードシッピング社向け8万2000トン型ばら積み運搬船「コラート」を引渡したと発表した。

名村造船、8万トン積みシリーズ1番船「コラート」引渡し

同船は8万2000トン型ばら積み運搬船シリーズの1番船。穀物、石炭、鉄鉱石を運搬するパナマックスバルクキャリアで、共通構造規則(CSR)を適用し、高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型となっている。

また、港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水、ホールド洗浄水の船外排出を適切に管理するため、汚水の貯蔵タンクを装備したほか、バラスト水管理条約発効に先立ち、バラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水の水質を制御することで海洋環境保護に配慮した。

主機関と発電機関は海洋汚染防止条約によるNOx排出規制ティア2に適合した機種を採用、関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を導入し、船内メンテナンス作業の軽減を図っている。

■主要目
全長:228.9メートル
幅(型):32.2メートル
深さ(型):20.1メートル
総トン数:4万4442トン
載貨重量:8万1677トン
主機関:MAN B&W 6S60ME-C8.2
定員:25人
船級:ロイド船級教会
船籍:マルタ