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日通、国交省のネシア・RORO船活用実証事業を実施

2016年4月12日 (火)

調査・データ日本通運は12日、インドネシアで3月から行われていた国土交通省の「RORO船を活用した海上物流システムの近代化実証事業」を実施し、このほど完了したと発表した。

実証事業は、同国でRORO船を活用した効率的な物流システムの構築に向け、実証的な運航を実施することで同国が実際に導入した場合の効果や課題を調査・分析するために行われた。

具体的には、ジャカルタから1人あたりの所得が高い東カリマンタン州のバリクパパン向けに出荷される日用品、電化製品輸送をRORO線で試験輸送し、効果を測定して今後、改善すべき課題を抽出した。

実験のなかで、日通はジャカルタからバリクパパンへの輸送貨物の集荷、ジャカルタ近郊の保管倉庫からタンジュンプリオク港への輸送、ジャカルタ・バリクパパンのコンテナ・シャーシ手配、タンジュンプリオク港でコンテナ積載シャーシへの船内積み込み・固定作業、バリクパパン港から同市内の最終配達地へのコンテナ積載シャーシによる陸上輸送――と幅広くサポートした。