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自動運転「運転交代型」国際規格を発行

2026年4月3日 (金)
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行政・団体経済産業省は3日、自動運転システムに関する国際規格「ISO 23792-1:2026」と「ISO 23792-2:2026」が発行されたと発表した。高速道路などの自動車専用道路において、システムと人間ドライバーの運転交代を前提とする「Motorway Chauffeur System」(MCS)の要件と試験方法を定めたもので、日本が主導して策定した。

対象は主にレベル3自動運転で、渋滞時など一定条件下でシステムが全ての運転操作を担い、必要に応じてドライバーへ制御を引き継ぐ仕組みを想定する。従来はメーカーごとに仕様や評価方法が異なり、機能要件や試験手法の不統一が市場拡大の制約となっていた。今回の規格によりこうしたばらつきを是正し、システム状態の定義や遷移条件、単一車線走行、車線変更に関する要件と検証方法を共通化する。

▲自動車線変更の機能及び動作イメージ(クリックで拡大、出所:経済産業省)

特にISO 23792-1では基本機能である単一車線内の自動走行に関する要件を、ISO 23792-2では車線変更時の周辺認識や車両制御、異常時対応など高度な運転操作の要件を規定する。車線変更については、前後車両との間隔確保や制御継続不能時の対応など、安全性確保に向けた具体的条件が盛り込まれた。

背景には、高速道路事故の多くがヒューマンエラーに起因している点がある。自動運転の導入により事故削減や交通流の円滑化が期待される一方、標準化の遅れが普及の障壁となっていた。今回の規格発行により、安全性能の基準が国際的に整備され、自動運転車の普及促進とサプライチェーンの国際展開に一定の道筋がついた形だ。物流分野でも幹線輸送の自動化やドライバー負荷軽減への波及が見込まれる。

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