ロジスティクス日本通運は27日、新潟県の直江津港から小ロットの貨物を海外向けに海上輸送する輸出混載サービスの取り扱いを、4月から開始したと発表した。
海上コンテナ一本に満たない少量の貨物を、ほかの荷物とまとめてコンテナに積み込み、釜山まで輸送する。釜山であらためて仕向地ごとにコンテナ詰めされた後、欧州、アジアなど30か所以上の仕向地まで届ける。加えて集荷、梱包作業や仕向地到着後の通関などの付帯サービスも対応する。
従来、上越市を中心とする新潟県南部・長野県東北信地方を含む上信越地域の輸出混載貨物は、韓国向け以外は京浜港などの遠方までトラック輸送を行っていた。日通は、直江津港を利用することで出荷から船積みまでのリードタイムが短縮され、さらに内陸輸送の距離が大幅に減るためコストとCO2削減につながるとしている。