調査・データ神奈川県トラック協会の海上コンテナ部会はこのほど、横浜港コンテナターミナルでの海上コンテナ輸送車両の待機時間を調査し、結果を公表した。期間中の対象コンテナ本数は3398本。
調査結果によると、並び始めからゲートアウトまでの所要時間が1時間未満だったのは、日本通運が運営する本牧DGの輸入(38分)と、三菱倉庫が運営する大黒T9の輸出(37分)の2ターミナルのみで、本牧DGの場合は期間中に実入りコンテナの搬入がなく、空コンテナの搬出が7本のみと少なかったためだとみられる。大黒T9も搬出入合わせて12本と少なかった。
搬出入の合計が延べ422本と全ターミナル中トップだった本牧BC2の輸入では、搬出時間が平均1時間4分、搬入時間が1時間57分、合わせて3時間1分と唯一3時間を超えた。このほか本牧A-5の輸出、本牧BC2の輸出、本牧D4の輸入、本牧D5の輸入、大黒C3の輸出で2時間を超えた。
調査は2015年12月7日から同月28日まで、本牧・南本牧・大黒の3地区で合わせて13のコンテナターミナルの待機時間を輸出入に分けて調べたもの。