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日本郵船、送水管破損事故で自社船が原因と判断

2016年5月9日 (月)

ロジスティクス日本郵船は6日、広島県福山市沖の海底送水管が3月20日に破損した事故を受けて発足した同社事故調査委員会が「当社運航船『SHINHEIRYU』(新平隆)の錨によって送水管を破損させた」との判断に至ったと発表した。

同社は調査報告書を福山市と福山海上保安署に提出した。

新平隆はブラジルのポンタ・デ・マデイラ港で鉄鉱石を積み込み、積荷17万3970トンを揚げるために福山港へ向かって航行。3月20日16時55分頃、この送水管の上方を通過し、投錨準備作業を行っていた。

同社の調査と別に福山海上保安署が捜査を継続しており、同社は「捜査に全面的に協力するとともに、具体的な再発防止策を新たに策定し、さらなる安全運航に取り組む」との考えを示した。

■「SHINHEIRYU」の概要
船名:SHINHEIRYU(新平隆)
総トン数:10万2207トン
全長:290メートル
船籍:日本
建造年:2003年
船長:フィリピン人
乗組員:船長含め22人
積荷:鉄鉱石
船主名:日本郵船