ロジスティクスハマキョウレックスが9日発表した前3月期決算は、燃料費の減少や運賃上昇に加え、新規荷主の獲得が好調だったことを受けて営業利益が20.5%伸びて81億800万円となった。営業利益の伸びは1-3月にやや減速したものの、売上高営業利益率は8.5%と高い水準で推移した。
ハマキョウレックス | 2016年3月期本決算 |
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累計(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | (前年同期比) |
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売上高 | 95,204 | 3.6% | 23,457 | 5.2% | |
営業利益 | 8,108 | 20.5% | 8.5% | 1,632 | 16.2% |
経常利益 | 8,322 | 18.6% | 8.7% | 1,697 | 19.7% |
当期純利益 | 4,726 | 21.5% | 5.0% | 1,006 | 31.5% |
貨物自動車運送事業は物量の減少を運賃交渉による単価上昇と新規荷主の獲得、子会社の増加でカバーし前期並みを確保。特に燃料費が前期から6億9500万円減少した効果が大きく、部門利益は35.7%増の27億8900万円となった。
物流センター事業は売上高が469億7900万円(7.3%増)、営業利益が53億1600万円(13.8%増)と順調に推移。期中の新規受託は14社となり、前期受託した3社を含め16社が稼働を開始した。残る1社についても5月以降の稼働を目指し、準備を進めることにしており、同社の物流センター数は87センターとなった。
今期は売上高1010億円(6.1%増)、営業利益88億円(8.5%増)、最終利益50億円(5.8%増)を見込む。