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成長戦略として宅配事業本格化表明

小僧寿し、阪神酒販Gの物流活用しSCM強化

2016年5月16日 (月)

フード小僧寿しは13日、新規事業への取り組みを柱とした、新たな事業方針を策定した。これまで直営事業で不採算店舗の閉鎖、フランチャイズ事業では購買・物流事業の合理化などに取り組んできたが、小僧寿し・茶月の店舗数の減少が続く状況の中、成長戦略については「計画通り進捗していない」として、新たな事業運営方針を示した。

新方針は、フランチャイズ事業の再構築として、(1)小僧寿し・茶月のリブランド策(2)FC事業体制の再構築(3)SCM機能の強化(4)海外事業の再構築――の4分野に注力。

SCM機能の強化では、国的なフランチャイズ事業体制の構築を目指し、「(筆頭株主の東洋商事が所属する)阪神酒販グループの購買・物流機能を活用したSCM体制」を強化する。

また、持ち帰り寿し事業の成長戦略として、宅配事業の強化を図る。現在は茶月ブランドの店舗限定で提供している宅配を「今後の重要な成長分野」に位置付け、ノウハウを持つ他社との業務提携の検討しながら、本格的な取り組みを開始する。