SGL欧州、ミルクラン輸送提案でパナソニックから銀賞受賞

認証・表彰住友商事は16日、パナソニックの「エクセレントパートナーズミーティング」（11月2日開催）でグループの物流会社「住商グローバル・ロジスティクスヨーロッパ」（SGL欧州）がECO-VC活動で銀賞を受賞したと発表した。銀賞は、応募総数901件から11件が受賞した。

パナソニックのECO-VC活動は、パナソニックと取引先企業が協力してCO2、コストを削減する取り組みで、SGL欧州はパナソニックAVCネットワークスチェコに対し、複数サプライヤーからの混載集荷、部品と完成品の往復輸送を行う「ミルクラン輸送」を提案。サプライヤーが工場に納品していた従来の輸送体制を見直した。この結果、トラックの運行台数削減と積載率向上がもたらすCO2とコスト削減効果が認められ、今回の受賞となった。

SGLは、トラック輸送が主流の中国で、高速鉄道を活用した国内物流網をいち早く構築。大幅なCO2削減に成功した。また、液体専用リターナブルコンテナ「マキシコン」は、主にローリー車やドラム缶単位だけであった液体貨物の輸送を効率化し、1トン単位での輸送という新たな選択肢を提供。トラックでの積載効率を上げ、CO2を削減する。