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国交省、自動運転技術の国際標準化へ官民で研究所設立

2016年5月20日 (金)

行政・団体国土交通省は20日、自動運転の国際基準化に向け、官民で構成する「自動運転基準化研究所」を24日に設立すると発表した。同研究所で、日本の自動運転技術を「国際標準化」とすることを狙う。

国交省、自動運転技術の「国際標準化」へ官民で研究所設立1

(出所:国土交通省)

国交省は自動運転技術の開発・実用化を促進するとともに、日本の自動車メーカーや部品メーカーが自動運転分野で国際競争力を確保するためには、官民が一体化し、国際基準化の議論を主導する必要があるとした。

このため、必要なデータを準備し、十分に戦略を練ったうえで国際的な議論に挑めるよう、自動車基準認証国際化研究センターが事務局を務め、同研究所を設立することとした。

具体的には、国連自動車基準調和世界フォーラムで行う議論の検討、そのための基礎調査や研究を行うほか、主要国の政府・メーカー・研究機関に働きかける。

経済産業省のISO・JISとの連携、国内外の自動運転の状況に関するシンポジウムを開催し、国際基準策定に向けた戦略を練る。

また、研究所設立会合を24日に自動車基準認証国際化研究センター会議室(東京都新宿区)で開き、「研究所設立の経緯、シンポジウムの開催に向けて、自動運転に関する基準と標準の議論状況」をテーマに議論する。

■研究所メンバー
国土交通省、経済産業省、自動車技術総合機構、日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、自動車技術会(標準化関係代表)、日本自動車研究所、自動車基準認証国際化研究センター、その他自動運転・基準の関係機関