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日本主導の運転支援技術の国際基準、国連で合意

2022年6月28日 (火)

▲自動車基準調和世界フォーラムの様子(出所:国土交通省)

行政・団体スイス・ジュネーブで6月21日から4日間開催された国際連合の「自動車基準調和世界フォーラム」で、日本が主導して策定した国際基準が多数合意された。

自動運転や安全運転支援技術の高度化に対応する国際基準改正や、後退時警報装置の国際基準、さらに自動車騒音対策の強化に対応する国際基準改正について、国交省などが議論を主導して合意に至った。世界トップクラスの技術力に裏付けられた日本の建設的な議論形成が奏功した形だ。

このたびのフォーラムで、日本が主導して合意につなげた国際基準の策定・改正は、「自動車線維持システム」(ALKS)やトラック・バスなどの「衝突被害軽減ブレーキシステム」(AEBS)など自動運転や安全運転支援技術の高度化に対応する国際基準改正▽トラック・バスなどの後退時に歩行者などへ注意を促す警報音の要件等を規定する後退時警報装置に係る新たな国際基準の策定▽自動車の騒音対策を強化する追加騒音規定の適用拡大を含む国際基準の改正。

フォーラムは、自動車安全・環境基準の国際調和と認証の相互承認を多国間で審議する唯一の場であり、日本も積極的に参画。今回のフォーラムで、日本からは野津真生自動車局次長などが出席した。