ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

旋回時の荷物ズレ4分の1に低減

住友ナコ、最大9.5時間稼働のバッテリーフォーク発売

2016年6月1日 (水)

サービス・商品住友ナコ、最大9.5時間稼働のバッテリーフォーク発売住友重機械工業は1日、関係会社の住友ナコフォークリフト(愛知県大府市)が長時間稼働と旋回速度の制御システムを新たに搭載したバッテリーフォークリフト「QuaPro-B」の販売を同日から開始した、と発表した。

新型機は徹底して省エネ性能にこだわり、標準モードで8.5時間稼働を実現。新たに搭載したECOモードを選択することで、稼働時間は最大9.5時間に伸びるクラストップの稼働時間で、作業量が多い日の不安を解消する。

また、旋回速度制御システム「STC」(セーフティ・ターン・コントロール)は車速、タイヤの切れ角に応じて旋回時の速度・トルクを自動で制御する仕組みで、従来車と比べて旋回時の荷物のズレ量を4分の1まで抑える。このシステムに加え、ハイマウントリヤアクスルやロングホイールベースを採用、旋回時の安定性を大きく高めた。

危険な急操作時にはブザーを鳴らし、オペレーターと周囲に知らせる「危険運転警報」機能と、シートベルトを締めなければ走行・荷役の作動ができないようにする「シートベルトインターロック」を新たに設定し、「いざという時」の安全を確保する。

安全機能としては、このほかにも旋回中や下り坂で急激な加速を抑制する機能や、坂道発進の後退防止、オペレーター不在時の作動ロック――など、さまざまな安全装置を用意している。

■仕様
定格荷重:0.9-3.5トン
走行モータ:ACインダクションモータ
荷役モータ:ACインダクションモータ
バッテリー:鉛バッテリー
電圧:48V、72V
希望小売価格(税抜):318万円(1.5トン標準タイプ、機種は「41FB15PXIII」)