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共和薬品工業、卸の納入情報分析業務を富士通に外注

2016年6月23日 (木)

メディカル富士通システムズ・ウエスト(大阪市中央区)は22日、共和薬品工業(淀川区)に対し、医薬品卸が病院や薬局などに納入した情報を収集・分析して製薬会社にフィードバックし、製薬会社の実績評価、生産計画、拡販活動に役立てる「実消化BPOサービス」の提供を開始した、と発表した。

(出所:富士通システムズ・ウエスト)

(出所:富士通システムズ・ウエスト)

富士通システムズ・ウエストは実消化業務に精通したシステム・エンジニア(SE)を大阪市中央区の「実消化サービスセンター」に集約し、これまで製薬会社が行っていた「医薬品納入実績データのクリーニング」「マスタメンテナンス」といった日々の業務を代行する。

これにより、共和薬品工業は複雑な業務ノウハウの継承や人材育成への不安を払しょくするとともに、専門性を伴う実消化データ管理業務の継続性を確保した。データ受け渡し型サービスとして提供するため、このサービスを利用する製薬会社は独自にシステムを構築することなく、短期間で運用を開始することができる。

ジェネリック医薬品メーカーの共和薬品工業では、日々の実消化データ管理業務の負担が増大し、変化への対応や将来的な実消化データ管理システムの維持・運用が困難だったほか、実消化データのクリーニングにも時間を要していたため、マーケティングや営業活動へのタイムリーな活用も課題となっていた。

これらの課題に対し、富士通システムズ・ウエストは共和薬品工業が受信した医薬品納入実績データを自社の実消化サービスセンターで受け取り、クリーニングや関連するマスタ情報のメンテナンスなどを実施。クリーンな作業結果(実消化)データを提供する」というデータ受け渡し型の外部委託サービス(実消化BPOサービス)として、共和薬品工業のプロモーションを支援する。