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異なる言語・場所で同じデータ参照が可能に

ECロボ、クラウドWMS「エアロジ」の英語版リリース

2016年6月23日 (木)

サービス・商品ECロボ、クラウドWMS「エアロジ」の英語版リリースECロボ(東京都港区)は23日、同社が提供するクラウド型のWMS「エアロジ」(AiR Logi)に日本語・英語切り替え機能を追加したと発表した。同じ荷主アカントで日本側は日本語、海外側は英語で同じデータを参照できるのが特徴で、日本語版と同じ月額3万円で提供する。

同社は主な運用シーンとして、欧米、ASEANから日本に進出している企業の在庫管理や入出荷管理業務などを想定。ハンディーアプリも英語化されているため、海外に進出している日本企業が利用することも可能だ。

エアロジは同社が4月から正式に発売したクラウドベースのWMSで、すでに月間5万件以上発送するアパレル通販や月間2万件以上の化粧品通販、通販物流系の発送代行会社を中心に、15社以上が導入。

海外でも欧米、ASEANのグローバル企業や世界的ブランドの導入実績が10社を超えたことから、「グローバルEC企業向けにアカントごとに英語・日本語を設定できる機能」を開発し、テスト期間が終了したことを受けて正式に提供を開始することになった。

まずは、同社が提携する米国のアクティブレンズメーカー「olloclip社」の業務に利用していく。

英語化はECロボのインド開発チームが担当。同社には2人のインド人ブリッジSEが在籍しており、すでに端末アプリはすべてインドチームで開発・保守している。今後はクラウドWMS側もインドで製造・保守を行う方針だという。

これにより、今後欧米企業からAPI接続などの要望を受けた場合でも、インドチームを経由して円滑に英語で技術支援を行うことが可能になる。同社は初年度販売目標としている100社のうち、20%以上をグローバル企業向けに販売する計画で、フェデックス、DHL、UPSといった国際的な物流企業のサービスとAPI接続することも視野に入れている。