レンゴー、世界包装機構の「ワールドスター賞」受賞

ビデオカメラのオール段ボール包装

認証・表彰レンゴー（大阪市北区）は15日、ソニーEMCS、東海テックと3社で共同開発した「ビデオカメラの段ボール緩衝材（段目斜めによる省材料化）」が、世界包装機構（WPO）主催の「ワールドスターコンテスト」で、ワールドスター賞を受賞したと発表した。

ワールドスターコンテストは、1968年に設立された包装分野で唯一の国際組織である世界包装機構が、毎年開催しているコンテストで、各国のパッケージの使いやすさ、デザイン・環境面への配慮などを競いながら、優れたパッケージの技術を啓蒙・普及させる取り組みとして開催している。

11月イギリスで行われた選考会で、応募総数243点の中から、段ボール緩衝材がワールドスター賞の一点として選ばれた。この段ボール緩衝材は、2011日本パッケージングコンテストでも包装技術賞（テクニカル包装賞）を受賞している。

材料取りを工夫し、段目を斜め方向に材料取りすることで、段ボールの使用量を削減し省資源化を実現した。さらに製品本体を中央部に配置し、その周りに付属品を同梱するレイアウトと、ケースのフラップを有効利用することにより、効率的な製品保護と内容品の取り出しやすさを兼ね備えた包装仕様となった。