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リコーロジ、コピー機用包装材がワールドスター賞を受賞

2016年7月6日 (水)

認証・表彰リコーロジ、荷役作業改善させた包装材がワールドスター賞を受賞リコーロジスティクスはこのほど、リコーテクノロジーズと中津川包装工業が共同開発した包装材「大型複写機用包装の紙製ジョイントロック改善」が、5月26日付けで「2016ワールドスター賞」を受賞したと発表した。ワールドスター賞を受賞するのは、2011年度に続いて2度目。

ワールドスター賞は、世界包装機構(WPO)が優れた包装材を紹介するために設けているもので、厳正な審査のうえ、それぞれの国から選出された出展物の中でも、特に秀でた包装材に贈られる。

今回は世界各国から293点が出展され、リコーロジスティスティクスを含む195作品に同賞が授与された。日本では、日本包装技術協会が主催する「日本パッケージングコンテスト入賞作品」のみがワールドスター賞へのエントリーが可能。

ワールドスター賞を受賞した包装材は、450キロから650キロ、高さ120センチから160センチの大型複写機用に、オール段ボールで設計している。キャップ、側面外装、底面になるベースで構成しており、側面外装とベースを固定するジョイント部分に最大の特徴がある。

従来は、キャップやベースが外側に広がらないよう、樹脂製パーツを使用してきたが、側面よりもわずかに突出しているため、荷役時にパーツ同士が接触し、外装の損傷事故が発生していた。

リコーロジ、荷役作業改善させた包装材がワールドスター賞を受賞2

今回の包装材には、差し込み式の突起と、両包装材が広がらず外れないようにするためのロック構造を導入し、ベースと外装自体に切れ込みを入れてジョイントの機能を付加。樹脂製パーツを廃止し、ジョイント同士の接触による損傷事故の防止と包装材の広がりを抑制した。

加えて、リサイクルできる段ボールのみを素材にすることで環境に配慮した。この包装材は、「2015日本パッケージングコンテスト」で包装技術賞も受賞している。