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住友大阪セメント、不適切会計、在庫14億円を過大計上

2011年12月19日 (月)

話題住友大阪セメントは16日、同社新材料事業部で「不適切な会計処理が行われていたことが判明した」と発表した。

 

住友大阪セメントの発表によると、同社の新材料事業部高機能フィルム事業グループで在庫状況を確認したところ、差異がある可能性が判明。10月中旬から内部監査部門・管理部門で事実確認をしていた。

 

その結果、2009年度下期頃から高機能フィルム製品の担当者が、棚卸資産の在庫金額を過大に計上していたことが、今月上旬に判明した。

 

棚卸資産を過大計上した概算額は、10月末の在庫を基準に算出したところ、総額で約14億円に上った。同社は、関根福一社長を委員長とする社内調査委員会を設置。専門部署、社外取締役で委員会を構成し、「今後、徹底した事実関係の究明などを行う」としている。