拠点・施設日信工業は20日、長野県東御市に建設予定の新工場について、「計画当初の構想での着工は困難な状況にある」として、2014年度末までをメドに建設構想を再検討すると発表した。
同社はこれまでも「急激かつ広範な事業環境の変化」を理由に着工を延期してきたが、さらに3年程度延期し「建設構想を再検討する」ことを決めた。
ただ、新拠点用地は「国内外の事業再編や将来に向けた成長戦略を展開する上で、先進創造技術の開発環境整備、生産技術領域の強化や新規事業の育成などに重要な役割を果たす」として、計画自体は維持する。