拠点・施設テイ・エステックは23日、埼玉県行田市の同社埼玉工場敷地内に、シート生産工場を新設すると発表した。
同社では、2008年に埼玉工場に新内装工場を建設する計画を打ち出していたが、金融危機以降の事業環境変化を踏まえ、投資計画の見直しを行っていた。
再検討の結果、生産拠点の集約を視野に入れた「埼玉地区の生産体質改革を実施すべき」と判断。主力事業である四輪車用シート事業の競争力強化を目的に、新シート生産工場を建設することにしたもの。
新シート生産工場は、電気使用量50%削減などの省エネルギー対応、材料搬送効率の最適化などによる環境負荷の軽減を図るとともに、生産効率の30%向上、品質管理体制の充実を目指す。
新内装工場の建設については、生産効率向上、物流コスト削減の観点から「引続き検討する」としている。
■新工場の概要
所在地:埼玉県行田市野3600同社埼玉工場(行田)敷地内
投資額:約27億円
建築面積:約1万950平方メートル
延床面積:約1万2185平方メートル
竣工時期:2012年10月
稼動開始:2013年1月