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伊藤忠が東西で物流施設竣工、投資額1500億円視野

2016年8月1日 (月)

拠点・施設伊藤忠商事は1日、堺市堺区と千葉県野田市でマルチテナント型の大規模物流施設を竣工した、と発表した。

伊藤忠が東西で物流施設竣工、投資額1500億円視野

▲アイミッションズ パーク 野田

同社は2014年9月に国内の物流不動産分野で開発を加速し、資産規模を拡大するとの考えを表明しており、2物件はこの取り組みの一環として手がけたもので、「早期満室稼働を目指す」としている。

伊藤忠が東西で物流施設竣工、投資額1500億円視野竣工したのは「アイミッションズパーク野田」(野田市、2月28日竣工)と「アイミッションズパーク堺」(堺市、6月24日竣工)の2物件。野田市の物件は常磐自動車道柏ICから11キロに立地。堺市の物件は物流拠点に適した大阪湾岸エリアに位置し、三宝ICから1.5キロと近い。

建物は両物件ともに地上4階建て、トラックバースとランプウェイを配した複数テナント向け物流施設で、さまざまな業種のニーズに対応できるよう設計した。緑化駐車場、太陽光発電設備を備え、アイミッションズパーク堺では全館照明のLEDを採用し、環境にも配慮している。

伊藤忠は顧客ニーズやサプライチェーンの変化に対応するため、今回の2物件のようなマルチテナント型物流センターを積極展開する方針で、すでに茨城県つくばみらい市で17年の春の竣工を目指し、延床面積2万7000平方メートルの物流施設の開発を進めている。

伊藤忠が東西で物流施設竣工、投資額1500億円視野

▲アイミッションズパーク堺

また、東京都足立区では18年春の竣工を目指し、延床面積2万8000平方メートルの物件開発に着手。将来的には物流不動産REITなどの組成を目指しており、現時点で「プロジェクト総額1500億円が視野に入っている」という。

■アイミッションズパーク野田の概要
所在地:千葉県野田市泉2丁目1
敷地面積:3万1000平方メートル
延床面積:7万4000平方メートル

■アイミッションズパーク堺の概要
所在地:堺市堺区築港八幡町1-175
敷地面積:5万4000平方メートル
延床面積:12万5000平方メートル