ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人が上場

2016年8月2日 (火)

荷主三井不動産系の物流施設特化型リート「三井不動産ロジスティクスパーク投資法人」が2日、東京証券取引所不動産投資信託証券市場(Jリート市場)に上場した。売り出し価格は27万円で、1株27万1400円の初値をつけた。

同投資法人は、三井不動産と物流施設事業で戦略的パートナーシップを組み、同社系のリートとしては初めて三井不動産の社名を冠している。

これは、単に開発した物流施設の出口に位置付けるだけでなく、物流施設の開発を三井不動産本体が、施設管理とテナント誘致を資産運用会社(三井不動産ロジスティクスリートマネジメント)と三井不動産が、施設の保有機能を同投資法人がそれぞれ担い、積極的に関与しあう事業基盤を構築していこうという事業の方向性を示すものだ。

同投資法人は三井不動産ロジスティクスリートマネジメントが設立企画人となってことし3月に設立。三井不動産では中期経営計画の第2ステージ(2015-17年)で、成長戦略のひとつに「物流REITを設立し、投資家共生モデルを推進していく」ことを掲げており、今回の上場はその戦略の具現化する動きとなる。

今後は優先情報提供契約に基づき、三井不動産から投資法人へ物流不動産を供給するほか、プロパティマネジメント業務を受託するなど、利益相反取引への対応にも配慮しながら協働関係を構築する。