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郵船ロジ、スラバヤ近郊で医薬品輸送基準GDP取得

2018年4月26日 (木)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは26日、インドネシア法人の郵船ロジスティクス・インドネシア社がスラバヤ近郊で医療・医薬品の輸送品質基準「GDP」認証を3月に取得したと発表した。スラバヤ近郊の物流企業による同認証の取得は初めてで、タンジュンペラク港発着のFCL海上貨物輸送、ジュアンダ国際空港発着の航空貨物輸送が対象。

同国では、2014年に開始された新たな国民皆保険制度の普及で医療・医薬品の購入需要が高まっていることから、日系、外資系医薬品メーカーの進出に合わせて、医療・医薬品の輸出入額も増加傾向にある。

同社はジャカルタ支店が16年8月に同国内の物流企業で初めてGDP認証を取得しており、今回はジャカルタの取得に続くもの。国内外の製薬会社の進出が続く東ジャワ州を担当するスラバヤ支店でも同認証を取得したことで、医療・医薬品物流サービスの品質を高めて需要の取り込みを図る。

認証対象となったFCL海上貨物は、輸出入ともにGDP認証のガイドラインに沿った通関手配を行い、GPS追跡機能で輸配送状況を管理。航空輸出貨物は、貨物の集荷から航空会社への引き渡しまでに必要となる梱包・通関などの作業も含まれる。

航空輸入貨物では、通関後の配送は温度マッピングを行った車両を使用し、ラストワンマイルまで温度逸脱がないよう管理。GDP認証のガイドラインに準拠し、定期的なスタッフのトレーニングや点検なども実施する。