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大阪市で乳がん検診結果流出、委託搬送中紛失

2016年8月30日 (火)

事件・事故大阪市は8月30日、廃棄する市公文書を委託事業者が搬送中に紛失し、5人の氏名や問診内容、検診結果など個人情報が流出した、と発表した。

紛失したのは「大阪市乳がん検診(視触診・マンモグラフィ)申込書・個人票(医療機関実施)」で、市保健所管理課が保存年限が満了したことから8月22日に古紙として売り払った。

同日、保健所管理課から廃棄文書を引き取った委託事業者は計量、プレス加工を行い、溶解工場に搬入して処分することにしていたが、その道程で紛失させてしまったという。

漏えいした個人情報は受診者の氏名、生年月日、住所、電話番号、問診内容、検診結果で、事故発生後の25日から29日にかけて5人全員に事情を説明するとともに謝罪した。26日には、がん検診を実施した3医療機関に対しても事情説明と謝罪を行った。

市は再発防止策として「委託事業者にはプレス作業後、さらにラミネート梱包を行い、梱包の締りの甘い部分がないかを確認、トラック荷台に落下防止シートを着装して着装部分にも不備がないかを二重に確認した上で搬送させる」としている。また個人情報が記載された文書は、機械で裁断した後に搬出するなど、処理方法を改善する。