ロジスティクス日立物流が27日に発表した9月中間決算は、売上高が5%減の3246億5000万円、営業利益(調整後)が11%増の145億300万円と減収増益となった。中国・アジア・国内発着のフォワーディング事業が軟調だったほか、円高の進行に伴う為替差損もあって国際物流部門が15%の減収となったのが響いた。
国際物流部門は海外で日用品、自動車関連の新規大型案件が稼働したものの、フォワーディング事業の荷動きが伸び悩み、円高の影響が加わって15%減収の1112億4600万円となった。ただ、海外3PL事業、インターモーダル事業で収益性が向上し、国内発着フォワーディング事業で取り組んだ構造改革の効果も現れたことで部門利益が11%の増益(29億2700万円)となった。
国内部門は流通小売、飲食関連の新規案件が稼働。前の期に立ち上げた案件も本格稼働に入り、2%の増収(2028億7200万円)と堅調に推移。部門利益は増収効果と作業生産性の向上で16%の増益(106億5600万円)を確保した。
こうした上半期の状況を踏まえ、通期売上予想を50億円引き下げ、調整後営業利益予想は5億円の上積みとした。通期予想に対する進捗度は売上高が47.7%、営業利益が50.9%、最終利益が47.9%となっている。
2016年9月中間決算 |
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当期実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 324,650 | -4.7% | 164,150 | -3.9% | |
営業利益 | 14,503 | 11.5% | 4.5% | 7,780 | 13.5% |
経常利益 | 14,362 | 27.0% | 4.4% | -- | -- |
当期純利益 | 8,856 | 51.5% | 2.7% | -- | -- |