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ケンコーコムとの連携で物流効率化狙う

楽天、住商傘下の爽快ドラッグを89億円で買収

2016年10月31日 (月)

M&A楽天は10月28日、住友商事傘下で生活用品や日用品を中心に幅広くインターネット通信販売を展開する爽快ドラッグの全発行済株式を12月に89億円で買収すると発表した。

爽快ドラッグは2000年に設立、ミネラルウォーター、健康食品、洗剤、キッチン家電など生活用品、日用品を取り扱い、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」のグランプリを7年連続で受賞している。近年はベビー用品やペット用品などの品揃えを拡充し、ドリンク専門店を切り分けるなどカテゴリーの強化も進めている。

楽天は生活用品、日用品向けECを成長分野として重視し、ジャンル戦略強化の一環として買収を決めた。これにより、生活用品、日用品向けECでの直販モデルを強化し、このジャンルの重要な購買決定要素となる商品価格と配送サービスの競争力を高める。

先に完全子会社化したケンコーコムとの連携を深め、商品の販売拡充、物流インフラ、システムの効率化、人材・ネットワーク・データといった経営リソースの最適化といった相乗効果を見込む。前3月期の爽快ドラッグの売上高は310億8000万円。