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アルテック、米フェッチ社の物流支援ロボットを販売

2016年11月1日 (火)
アルテック、米フェッチ社の物流支援ロボットを販売
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サービス・商品アルテック(東京都中央区)は1日、フェッチ・ロボティクス社(米国カリフォルニア州サンノゼ)の物流支援ロボットの独占販売権を持つイノベーション・マトリックス社(米国カリフォルニア州サンタクララ)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。

これにより、アルテックは同日からフェッチ社の「認定システムインテグレーター」として国内のロボット産業に参入し、フェッチ社製「freight」(フレイト)の国内販売を開始する。

アルテック、米フェッチ社の物流支援ロボットを販売フレイトは、施設内をマッピングすることで自律搬送を実現する物流支援ロボットで、最大100キロまでの荷物を積載し、自律走行する。ロボットが荷物の搬送を担うことで、作業員はピッキング作業や組み立て作業に集中することができるため、同社は「企業は搬送作業をロボットに担当させることで生産性の向上が図れる」と導入メリットを説明する。

施設内の荷物の積み下ろし場所や充電場所などの基本情報だけでなく、エリアごとの移動優先ルート、速度マップ、立ち入り禁止区域などのルールもフレイトに記憶させることができ、移動ルートに沿った導線を設置する必要がないため、急なレイアウト変更に柔軟に対応する。

アルテック、米フェッチ社の物流支援ロボットを販売02また、利用者のニーズに合わせてフレイトにハードウェアをカスタマイズすることで、さまざまな用途に活用することができる。

タッチスクリーンと棚(シェルフ)をフレイトに組み合わせた「hmiシェルフ」は、荷物を荷積み場所から荷下ろし場所まで動かしたり、パーツ部品をキッティングエリアから組み立てラインまで搬送したりすることに適しており、バーチャルコンベアの役割を果たす。カートとフレイトを組み合わせた「カートドック」は大型の部材を移動させることに適している。

さらに、RFIDなどのセンサーとフレイトを組み合わせる「データサーベイ」を用いることで、在庫の管理業務を円滑化することが可能になる。通常業務に対する影響が小さい深夜に「データサーベイ」を利用することで業務効率を高める効果が期待できるという。

■フレイトの仕様
重量:68キロ
サイズ:直径559ミリ
幅:508ミリ
高さ:359ミリ
積載量:100キロ
最大速度:2メートル/秒
稼働時間:9時間
充電:自動ドッキング

(画像:アルテック)