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OKI、コックピットで操作するサービスロボット開発

2019年10月11日 (金)

サービス・商品沖電気工業(OKI)は10日、さまざまな現場で深刻な人手不足問題を解消するため、サービスロボット「AIエッジロボット」を開発したことを発表した。

▲ロボット本体(左)とコックピットと呼ばれる運用センター(出所:OKI)

ロボットへの期待は年々高まる一方だが、その半面、現状の自律動作ロボットの能力には限界がある。同社は、施設点検、防犯、商品搬送、在庫チェックなど「さまざまな現場で高稼働率で活用が可能なロボット」をコンセプトに「AIエッジロボット」を誕生させた。

同ロボットは、自律動作をするロボットでありながら、運用者が「コックピット」から遠隔操作をすることも可能で、運用者はロボットに取り付けたセンサーから音・振動・画像・空間・においなど五感を使って操作することができる。自律動作と並用することで、運用者はひとりで10台程度のロボットを用いて、ロボットの周囲を俯瞰する映像を確認しながら操作することができるという。

OKIでは今後、現場の課題対応力の強化と遠隔管理を組み合わせ、顧客のニーズに合わせた開発を進めていきたいとしている。このシステムは、15日から千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC2019」で展示される。

▲ロボットの活用例(出所:OKI)