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データセクション、物流へのAI活用研究に意欲

2016年11月17日 (木)

サービス・商品データセクション(東京都渋谷区)は17日、ダイワハウス工業傘下のフレームワークス(静岡市駿河区)と共同で、AIとデータを活用した次世代型物流事業の構築に向けた研究を開始する、と発表した。

EC市場の拡大に伴い、物流には多品種・小ロットによる短納期配送やコスト削減などが求められるようになってきたことを受け、「AIとデータを活用した物流領域の高度化・効率化」を目指し、フレームワークスとの共同研究に着手することとした。

共同研究では先端デバイスを活用して収集するさまざまな物流業務のビッグデータとオープンデータを活用し、「属人業務を排除」して労働集約業務の効率化、ロボットへの業務移管が可能になる状況の提供を目指す。

具体的には、収集したビッグデータをAIが分析判断することで需給予測ではなく、より精度の高い「需給見込」を導き出し、最適な在庫配置、人員配置、配車、ラインコントロールを実現。低コスト、短納期でサービスを利用できるようにする。

データセクションは物流分野へのAI活用に取り組むことについて「物流業務はあらゆる産業で不可欠な業務であり、この領域での高度化・効率化を実現することで、世の中に広く貢献していくことを目指す。また、物流領域以外の領域でもAIとデータを活用した事業を広く展開していく」と意気込んでいる。