EC靴・ファッション通販サイトを運営するロコンド(東京都渋谷区)は、各国で2202もの店舗を展開するスペイン発のグローバルファストファッションブランド「MANGO」と国内独占契約を結んだ。
2015年からMANGOを「自宅で試着、気軽に返品」できる形で販売してしてきたが、さらに取り組みを強化するため、独占契約を締結。ロコンドが得意とするネット通販だけでなく、リアル店舗の出店も同社が独占的に担うこととなる。
今回の契約により、これまで販売していなかった「MANGO MAN」「MANGO Kids」を来春から展開する。これにより、国内の店舗配送を含むMANGOの倉庫事業は今後、すべてロコンドが運営する形に移行し、国内の全MANGO店舗に、「店舗在庫がない商品を購入者に倉庫から直送する」というロコンドの「LOCOCHOC」(ロコチョク)を導入し、在庫シェアリングを進める。
さらに、売上・会員データの統合管理を実現する店舗簡易POS「LOCOSTO」(ロコスト、仮称)のMANGO店舗への展開も検討する。
ロコンドでは、(1)プラットフォーム事業として展開している自社EC「BOEM」(2)倉庫運営を柱とした「e-3PL」(3)LOCOCHOC(4)LOCOSTOの4サービスをMANGO店舗に展開し、「国内初のデジタル型リアル店舗」として運用する計画で、自社EC、ロコンド売上、店舗売上を合わせた17年度のMANGO国内の売上目標として10億円、20年度の目標としては100億円を掲げる。