

サービス・商品キヤノンITソリューションズは24日、2017年10月に供用が開始される輸出入・港湾関連情報処理システム(第6次NACCS)の新仕様に対応する貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Trade」新バージョンの販売を11月下旬にも開始すると発表した。
NACCSは輸出入に伴う税関などの行政機関への手続きをオンライン上で行うことができる官民共同システムで、貿易にかかわる行政機関、荷主、通関業者、フォワーダーなどが情報の一元管理、共有化に利用。輸出入・港湾関連情報処理センターが1978年から運営し、今回の更改で「第6次」となる。
第6次NACCSではシステムの信頼性向上、通信方式の見直しによるデータ伝送の高速化のほか、損害保険業務に対応するなど利便性の向上が期待できるものの、利用を検討する製造業、商社、物流企業などにとっては、最新NACCSへの迅速な接続やシステム移行が課題となる。
そこで、キヤノンITソリューションが近く提供を開始する「EDI-Master DEX for Trade」の新バージョンでは、接続・システム移行を支援。このサービスを導入する企業に対し、同社はこれまでの貿易システムに関するノウハウを活かし、貿易・輸出入管理業務ソリューションを幅広く提案していく。
新バージョンは2020年までに累計50社への導入を見込んでおり、「EDI-Master」を中核とするEDIソリューション関連事業全体で同年までに年間売上25億円を目指す。
■問い合わせ先
キヤノンITソリューションズ
パッケージソリューション事業部第一営業部03-6701-3575(直通)