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国交省、ハイパー中枢港湾に阪神、京浜の2港を決定

2010年8月6日 (金)

行政・団体国土交通省は6日、国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)として阪神港(神戸、大阪港)と京浜港(東京、川崎、横浜港)の2港湾を選定したと発表した。

 

応募していた4港湾(京浜、伊勢湾、阪神、北部九州港湾)の総合評価結果は、阪神港が1000点満点中769点でトップ、京浜港が729点で2位となった。伊勢湾は553点、北部九州は277点だった。

 

阪神港は「戦略的な港湾経営の実現策」で他港に抜きん出た評価を得たほか、全面的に高評価となった。京浜港は「目標・位置づけ」でトップ評価を得たが、コスト低減策や「戦略的な港湾経営の実現策」で阪神港に差をつけられ、2位となった。

 

惜しくも選定から漏れた伊勢湾は、基幹航路維持・強化のためのコスト低減策や荷主へのサービス向上策で他港を上回ったものの、「基幹航路の維持・強化のため、釜山港、シンガポール港に伍するサービスの提供を目指したものであること」「アジアにおけるコンテナ物流の動向や、提案内容の地理的特性を踏まえ、目指すべき位置づけが明確であること」とする目標・位置づけの項目で、選定された2港湾に大きく水をあけられたのが影響した。

 

■国際コンテナ戦略港湾の計画書の評価結果(国交省HP内のPDF)
http://www.mlit.go.jp/common/000121374.pdf