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米医療用品メーカーの名古屋物流拠点完成、JLLが受託

2016年12月12日 (月)

メディカル総合不動産サービス大手のJLL(ジョーンズラングラサール、東京都千代田区)は12日、メドライン・ロジスティクス・ジャパン合同会社(MDL、文京区)が新設した物流施設「愛西物流センター」(愛知県愛西市)の新築工事プロジェクト業務を受託し、完了したと発表した。

MDLは米国最大規模の医療用品メーカーで、日本国内で急速にビジネスが拡大していることを受け、新たな物流センターの立ち上げを急いでいた。JLLは、2015年2月にMDLより新物流センターの新築工事プロジェクト業務を受託し、MDLが求める短期間での物流センターの立ち上げ、倉庫とオフィス業務の効率化、コスト削減を図るため、計画初期段階から参画。

場所の選定、土地の購入、施設の設計、建設工事、施工管理、設備の導入、入居まで全面的にサポートした。プロジェクトを期日内に実行し終えるために常駐管理スタッフを配置し、工事工程の管理、複数の施工業者や工事関係者との調整、安全管理、施工の品質管理などを円滑に行い、ことし7月の愛西物流センターの竣工を迎えたという。

愛西物流センターは敷地面積2万8000平方メートル、延床面積4万8000平方メートルの5階建てで、名古屋港から1時間、最寄り高速道路インターからも5分圏内でアクセスできる好立地。

メドライン・ロジスティクス・ジャパンの木口純一社長は「JLLのメンバーは単なるコンサルタントではなく、メドラインの利益をいつも考える立ち位置で、その専門知識と経験を大いに生かして建物の質を下げずに大幅なコスト削減を実現してくれた。メンバーの高い専門性と実務経験が原動力となり最高のチームにより物流センターが完成したと考えている」と、JLLへの委託を振り返った。

業務を担当したJLLプロジェクト・開発マネジメント事業部長の宮本淳氏は「今後も、JLLが有する開発コンサルティングの豊富な実績を活かし、顧客のビジネス戦略に沿った開発コンサルティングを提供し、プロジェクトの具現化を支援していく」と述べた。