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マツダ、防府市でCX-3の生産開始、SUV需要に対応

2016年12月19日 (月)

拠点・施設マツダは15日、防府第1工場(山口県防府市)でコンパクトクロスオーバーSUV「マツダCX-3」の生産を開始した。グローバルに高まるSUV需要への車両供給体制を強化するもので、CX-3の生産拠点は2014年12月に生産を開始した宇品第1工場(広島市南区)、15年10月に生産を開始したタイの車両生産拠点「オートアライアンス(タイランド)」に続き、3拠点目。

これまで宇品第1工場で生産してきたCX-3を防府第1工場でも生産することにより、宇品工場で生産する「マツダCX-5」「マツダCX-9」の車両供給能力を高める。防府第1工場でCX-3の生産を開始する際には、同社が推進する「モノ造り革新」の「一括企画」「コモンアーキテクチャー構想」の利点を生かし、スームズな生産の立ち上げを実現した。

一括企画は5-10年のスパンで「今後どのような商品・技術が必要になるのか」を予測し、その間に販売する全商品をまとめて企画する方法で、車種ごとのどこを固定要素として共通化し、どこを変動要素として個性を出すのかを明確にした上で、将来の多な商品に対応できる標準構造と標準行程(工場での生産方法)を作り出すことを目的としている。

グローバル生産を担当する圓山雅俊常務執行役員は、「世界中の顧客へ、よりタイムリーにマツダ車を届けるために、工場間・車種間のさらなるフレキシブルな生産体制の拡大を図り、マツダのビジネス基盤をより強固にしていく」と話している。