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小型は日野が3年連続トップ、J.D.パワー調べ

大型トラックCS調査、日野といすゞが同率1位

2017年1月25日 (水)

調査・データJ.D.パワーは25日、国内の大型・小型トラック顧客満足度調査結果を公表した。大型トラック顧客満足度調査では、日野といすゞが同率で1位となった。日野は8年連続の1位。小型トラック調査では日野が3年連続で1位にランクされた。

この調査は年1回、全国のトラック貨物輸送事業者の経営者を含む車両購入決定権者を対象に、事業者が保有する営業用トラックのメーカー、販売店に対する総合的な満足度を測定するもので、評価は4つのファクター、10の詳細項目で聞き取り調査を行った。

2017年の総合満足度スコアは、大型トラックが560ポイント、小型トラックが549ポイントで、いずれもほぼ前年並みの水準。ファクター別では、大型トラックの「アフターサービス」で7ポイント低下、小型トラックの「車両」で5ポイント低下したが、その他のファクターでは前年から大きな変化がみられなかったという。

また、同社は調査の結果として「業界全体として営業訪問頻度やコンタクト頻度が年々減少する状況」や「導入年から年数が経過した顧客ほど、営業コンタクトが少ないという実態」がみられると分析。顧客との接点の多さ・少なさは顧客満足やロイヤルティに相関する要因であることから「この傾向には注視が必要」だと指摘した。

大型トラックのメーカー別ランキングは日野が571ポイントで8年連続の1位、いすゞも前年から18ポイントスコアを上げ、日野と同スコアで1位となった。いすゞは「車両」スコアが前年から大きく改善(プラス27ポイント)したことが寄与した。

小型トラックは顧客満足平均が549ポイント。メーカー別では、日野が574ポイントで3年連続の1位となった。日野は「コスト」「車両」「営業対応」でトップ評価だった。