ロジスティクスニチレイが7日発表した2016年4-12月期(第3四半期)決算のうち、低温物流事業は、海外部門が減収減益、国内も物流ネットワーク事業の収益が悪化したが、関東・関西を中心に地域保管事業が好調だったことで、事業全体の売上・営業利益は増収増益となった。
大都市圏で大型冷蔵倉庫を活用し、地域の保管と輸配送機能を一体化した総合物流サービスを提供して集荷拡大に注力。新設TC(通過型センター)の稼働も寄与した。
国内物流では荷役作業や輸配送のコストが上昇するなか、「適正料金の収受」が進み、増益につなげた。海外は欧州で小売店向け配送業務などの運送需要を取り込み、乳製品や畜肉など保管商材の集荷は拡大。ただユーロ安による為替換算の影響や、ポーランドの顧客構成の見直しが響き、減収減益となった。
■第3四半期(2017年3月期)
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 130,437 | 1.4% | 43,648 | 0.7% | |
営業利益 | 8,810 | 0.5% | 6.8% | 2,665 | -8.6% |
経常利益 | -- | -- | -- | -- | -- |
最終利益 | -- | -- | -- | -- | -- |