荷主三菱ふそうトラック・バスは22日、生産体制、構内物流効率の向上を図るため、川崎工場第二敷地(川崎市中原区)10万平方メートルを大和ハウス工業に売却すると発表した。1月31日付で売買契約を締結。
今回の売却により生産機能を最適化、第一敷地の利用効率化を図る。また、並行して川崎工場に最新鋭の設備を導入。
今後、第二敷地にあるコンポーネント生産ラインを移管・再配置するとともに、開発部門を第一敷地に再配置。さらに2019年春をメドに第一敷地内へオフィスを建設し、本社機能を集約する。
ダイムラー商用車部門の主要工場、ふそうブランドのマザー工場として川崎工場の機能を強化。小型電気トラック「eCanter」の2017年の生産開始に伴う投資の実施、引き続き日本を含めた先進国市場向けの車両の生産を行う。
敷地の引き渡しは2019年3月を予定しており、それまでの間は大和ハウスとリース契約を締結する。
■川崎工場第二敷地概要
所在地:川崎市中原区西加瀬50
敷地面積:10万平方メートル
主な利用目的:コンポーネントの加工・生産、部品倉庫、開発部門