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三菱ふそう、川崎工場に118億円投じ生産体制強化

2017年11月15日 (水)

荷主三菱ふそうトラック・バスは15日、川崎市大倉町の川崎工場第一敷地で新たに118億円投資すると発表した。

川崎地区で3拠点に分かれている事業を川崎工場第一敷地に集約し、本社、研究開発、設計機能を収容する「プロダクト・センター」を新たに建設するほか、工場内の既存設備の大規模リニューアルを行う。これにより、業務の効率化を図るとともに、従業員の労働環境を改善する。

プロダクト・センターは最先端の設備を備えた5階建て社屋で、オフィス空間の床面積は1万792平方メートルとなる。今月下旬から建設をはじめ、2018年末の完成を目指す。さらに第一敷地内では、既存設備のリニューアルが進められており、すでに5300平方メートルが完了している。

また、川崎工場第一敷地の生産設備の拡張と近代化に多額の投資を続ける予定で、2月には開発と生産機能の一部を担っていた川崎工場第二敷地の売却契約を締結し、2019年までに全施設を第一敷地に移管をするプロジェクトを進めている。第二敷地の生産工程は第一敷地に建設する新工場に移管し、18年末に生産を開始する。

新工場では、オートメーション、ロボティックスとITシステムに対し、インダストリー4.0への対応に向けて投資する。工場内の自動搬送機、次世代オートメーション、生産従事者を支援する作業ロボットの導入、工場内外の全ての物流を管理するITシステムなどを投入する。 18年までに24億円を投資し、生産効率を向上することで年間13億円のコスト削減を目指す。