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5月8日から17年度の受付スタート

東京都貨物輸送評価制度、5段階評価へ区分見直し

2017年4月5日 (水)

認証・表彰東京都は5日、2017年度の貨物輸送評価制度の受付を5月8日から開始すると発表した。

この制度は東京都トラック協会の「グリーン・エコプロジェクト」で蓄積した燃費データから車種・重量・燃料別に設定した車両区分の平均燃費値(ベンチマーク)をもとに、個々の自動車の実走行燃費で算出した偏差値を使って事業者を評価するもので、同月26日まで申請を受け付ける。

今回から制度開始以降に蓄積された96万件の燃費データを基に、すべてのベンチマークを更新するほか、事業者のトラックの使用実態を踏まえ、評価対象とする52の車両区分を60区分へと変更する。

追加するのはキャブオーバとトラクタで、キャブオーバはクレーンの有無による区別を、トラクタは後輪軸数による区別をそれぞれ新たに追加する。また、これまでの評価の取得状況を踏まえ、一つ星から三つ星による評価区分を細分化し、事業者がより上位の評価取得に取り組む意欲を高める。

現行では偏差値58.5以上を三つ星、52.6以上58.5未満を二つ星、52.6未満を一つ星としているが、見直し後は新たに「準三つ星」と「準二つ星」を追加し、5段階で評価する。

■新たな評価区分
貨物輸送評価制度-2

さらに、希望する事業者に対して事業者の偏差値、全体での評価に関する立ち位置がわかる成績表を交付するほか、5年以上評価を取得する事業者を表彰する制度を創設。申請者の負担軽減のため、グリーン・エコプロジェクト参加者を対象に必要な添付資料を一部省略し、申請手続きを簡素化する。