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GLP、埼玉に4.8万m2のマルチ型物流施設竣工

2017年4月17日 (月)
空白

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は17日、埼玉県川島町でマルチテナント型の先進的物流施設「GLP川島」を竣工したと発表した。

GLP川島は、延床面積4万8899平方メートル(メザニンを追加した場合5万4000平方メートル)の4階建て物流施設で、圏央道川島インターチェンジに隣接し、関越自動車道、東北自動車道への接続にも近い。

1、2、4階が一部事務所を含む倉庫エリアで、3階は事務所エリアのみとなっている。Eコマースやアパレル企業など天井高を必要としないテナント企業の場合、要望により2階にメザニンフロアを追加できる一方、保管機能を重視するテナント企業は、メザニンを設置せずに2階部分の7.5メートルの天井高を有効利用できる。

1階部分は土地の高低差を活かして高床低床両方のバースを設置するとともに、製造業や飲料メーカー向けに2.5トンのフォークリフトが走行可能な構造とした。

全館LED照明や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備を備え、水害対策として非常用発電機を含む電気室を2階と3階に設置するBCP対応や制振ブレース構造を採用するなど安全性を確保している。

また、庫内で働く人の庫内環境配慮として断熱効果の高い建材を使用しているが、それに加えてアルミ製巨大羽根を低速回転させ、天井の高い広域空間に大容量の空気循環を生み出す超大型シーリングファン「ビッグアスファン」も導入する。

このシーリングファンにより体感温度として空調設備と同等の効果が見込めるという。また、同施設は建築環境総合性能評価システム(CASBEE)埼玉県のAランク認証を取得している。

なお、GLPは同日付で同施設が所在する川島町と洪水発生時の施設提供協力に関する協定を締結。避難勧告時には施設内のスロープを通過して2階車路に避難者を700人まで受け入れることを合意した。

■施設概要
施設名:GLP川島
所在地:埼玉県比企郡川島町大字上伊草三島888-1
敷地面積:2万6857平方メートル
延床面積:4万8899平方メートル
着工:2016年3月
竣工:2017年3月