ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通1Q、新型コロナ背景にすべての部門で減収

2020年7月31日 (金)

財務・人事日本通運が7月31日に発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にすべての部門で減収となり、部門利益も日本、米州、欧州、東アジア、南アジア・オセアニアで減益となった。

売上高は4720億円と前年同四半期に比べ477億円、9.2%の減収となり、営業利益は44億円(57.9%減)と大幅な減益。四半期最終利益は固定資産売却益が増加したことなどで96億円(32%増)を確保した。

セグメント別で最も減収割合が大きかったのは「米州」(14.4%減)。「物流サポート」(11.2%減)、「日本」(9.7%減)も厳しい状況となった。部門利益では「日本」の減益幅が67.7%(49億円)減と最大だった。

日通単体の収入をみると、引越・移転事業は前年同期の171億円から110億円へと61億円(35.6%)の減収となったほか、一般貨物を中心とする自動車事業も458億円から418億円へと40億円(8.7%)減らした。

通期は売上高2兆円(3.9%減)、営業利益450億円(24%減)、最終利益330億円(89.6%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/1Q 20/3/通期20/3/3Q20/3/中間
売上高472,033 [-9.2%]2,080,352 [-2.7%]1,566,659 [-2.1%]1,038,952 [-0.1%]
営業利益4,477 [-57.9%]59,224 [-25.6%]45,044 [-24.2%]29,128 [-14.4%]
最終利益9,608 [32%]17,409 [-64.7%]31,278 [-22.8%]19,010 [-18.9%]
売上高営業利益率0.9%2.8%2.9%2.8%

 

 

日通が溝の口物流センター売却、賃借利用継続