鴻池運輸、タイ初の4温度帯センターが完成

ロジスティクス鴻池運輸は14日、タイ現地法人「鴻池クールロジスティクス（タイランド）社」が定温物流センターを完成させたと発表した。27日に竣工式を実施する。

新センターはバンコク市中心部から30キロメートル、サムットプラーカーン県バンプリー郡に建設。タイで初めてとなる4温度帯対応の物流センターで、9858平方メートルの平屋倉庫（敷地2万2400平方メートル）、約1万パレットの収容能力がある。

食材や商品を365日、最適な温度管理で保管・配送を行う定温物流サービスに対応ができる拠点で、食品・原料の入出庫・保管・仕分けなど倉庫管理業務、コンビニエンスストア・レストラン・スーパーマーケット・食品工場への配送管理業務などを行う。

さらに、フォワーディング業務サービスを行う「鴻池アジア（タイランド）社」との連携により、「グループ内でタイから日本国内までの一貫物流サービスを行うことができる」としている。

鴻池クールロジスティクス（タイランド）社は現在、タイの大手外食グループ、大手食品メーカーの商品保管、配送などを手掛けている。

■定温物流センターの概要
敷地面積：2万2400平方メートル（6788坪）
収容力：2万4682トン（保管エリア1万5967トン・-26から15度まで温度可変対応、C級エリア8715トン）
倉庫面積：9858平方メートル（2987坪）
仕様：鉄骨平屋建て
取扱商品：冷凍・冷蔵加工食品、原料