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Doog、追従運搬ロボットのIoT対応と自動運行の開発着手

2017年5月12日 (金)
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話題Doog(茨城県つくば市)は12日、追従運搬ロボット「サウザー」のIoT対応と完全自動運行機能の開発を開始した、と発表した。

サウザーは「人や台車の自動追従機能」と「無人の自動ライン走行機能」で人の運搬作業を補助するロボットとして利用され、人の後を追従して荷物を運搬する簡便性と汎用性の高さから物流・製造・サービス業を中心に普及が進んでいる。

IoT対応の第一弾として、5月18日と19日に東京国際フォーラムで開催される富士通フォーラム2017で、富士通グループが提案する「サウザーを活用した物流ソリューション」の実演展示が行われる。

会場では、サウザーがタブレットと通信し遠隔稼働されるデモンストレーションや、進化したサウザーの自動追従機能を体験できる。これらの新機能は今後、富士通グループが提供する物流センター管理システムと連携する。

IoT対応は今後も拡張し、17年度中には無線LANによるタブレット端末との連携、クラウドサーバー上で稼働する大規模運行管理システムを用いた効率的な完全自動運行が可能になる。

IoT対応により、例えばサウザーが単体で遠隔稼働する運用だけでなく、周辺機器との無線通信による走行指示や遠隔操作が可能になる。大規模な作業現場では遠隔地からの呼び出し指示や目的地への配車指示、配車最適化アルゴリズムに基づく高度な自動配車への対応が考えられるという。