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食品物流専門展、締切後も申込続き受入体制強化へ

2017年6月9日 (金)

イベント日本加工食品卸協会と食品産業センターが主催し、9月13日から15日までの3日間、東京ビッグサイト(江東区)で開催する食品物流専門展「フードディストリビューション」について、5月末の申込締切後も出展に関する問い合わせが多く寄せられていることから、事務局は受け入れ体制を強化した。1社でも多くの申込みを受け付ける構えを示した。

食品物流の根幹を成す「製・配・販」の各業界からは「冷蔵・冷凍倉庫対応の設備機材の導入」「人手不足を前提とした倉庫内作業の効率化」「店舗棚卸作業の見直しと効率化」など、ユーザーサイドの課題が浮上するなか、食品業界では、共同配送への切り替え、物流拠点の統廃合など、より効率的で安定した物流手段の確保へ向けた動きが加速。特に、大量・多様な食品を安定的に配送するための物流センターが注目を集めつつある。

事務局には連日、「物流センターの作業効率化につながる設備・システムを見たい」(食品製造業)、「システム機器の最新情報を知りたい」(物流・倉庫業)、「フレキシブル性のある倉庫のレイアウト方法と自動化の注意点について聞きたい」(食品製造業)、「コンパクトで有効な倉庫・流通フローを探している」(卸売・商社)といった業界関係者からさまざまな要望が寄せられているという。

「食品を扱う物流センター」にフォーカスしたフードディストリビューションには、物流を支えるさまざまな企業が出展する。マテハンでは、業界大手のダイフク、村田機械のほか、トーヨーカネツソリューションズ、住友重機械搬送システムも出展。

加えて、オムニヨシダがトラックへの自動積込装置やパレット自動交換機の活用手法を、現場の作業負担低減をテーマに、西部電機がカゴ台車を、オムロンはロボットスーツを展示する。

搬送分野では、日本パレットレンタル、ユニパルス、日建リース工業がGPS付きパレットを、千葉総業は紀文産業と共同開発した台車を展示。またマキテックは搬送機器と同時に製造工場の改善も提案する計画。産業車両では、飲料業界での実績をもつコマツリフトがバッテリー式フォークリフトの実車を展示し販路拡大を図る。

システム分野では、東忠ソリューション、コムアソートが生産管理や出入庫・検品などの効率化を提案。さらにリコーや寺岡精工も出展を決めた。物流不動産では大手外資系ディベロッパーに続き大和ハウス工業も出展、多数の物流関連メーカーは、景気が堅調な食品業界への参入・販路拡大を視野に最終出展調整を進めている。

■問い合せ先
フードディストリビューション事務局
TEL:03-3503-7623
mail:office@f-sys.info

■公式サイト
http://www.f-sys.info/fd/