ロジスティクス日本郵便は19日、フリーマーケットアプリやオークションサイトとシステム連携し、出品者が郵便局から容易に送り状の発行や発送ができる新サービス「e発送サービス」を20日から開始すると発表した。
このサービスでは、ゆうパック、ゆうパケットを対象に、楽天が提供する「ラクマ」をはじめ、ヤフーの「ヤフオク!」、モバオク「モバオク!」、Fablic「フリル」、メルカリ「メルカリ」のECサイト5社とシステム連携し、郵便局やローソンから送り状の発行や発送が容易に行えるようになるもの。
これまで出品者の負担となっていた、手書きの記載や発送時の配送料金の現金支払などの手間を軽減する。
サトーと新たに共同開発した送り状発行機「ゆうプリタッチ」を設置する全国1000の郵便局またはLoppi設置のローソン1万2300店舗から手続きが可能。
ゆうプリタッチはコンパクト型のラベルプリンタと2次元コードリーダーで構成しており、スマートフォンなどのデバイスを用いてサイト上から送り状発行用2次元コードを表示し、ゆうプリタッチにかざすことで、ゆうパック、ゆうパケットの送り状を容易に発行することができる。料金決済はECサイト上で完結する。
また、ECサイトごとに異なるが、出品者・購入者ともに互いの氏名や住所を知らせることなく商品を発送できたり、コンビニエンスストア、郵便局、宅配ロッカー「はこぽす」で受け取れるサービスにも対応する。年内をメドに、ゆうプリタッチ設置郵便局を5000局まで拡大する。