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国交省、2020年代初頭の「自動運転」実現目指す

2012年3月27日 (火)

行政・団体国土交通省は26日、「次世代ITSに関する勉強会」のとりまとめ内容を公表した。勉強会はこれまで、高速道路の自動運転の実現に向け、必要な検討を行うためにヒアリングを実施し、技術的動向や課題の洗い出しなどを行った。

 

とりまとめによると、自動運転を実現することによって事故防止、渋滞削減、CO2削減効果などが見込まれるとして、2020年代初頭のオートパイロットシステム実現を目指すと結論付けた。これを受けて、国交省は実現人向けて有識者を加えた検討会を省内に設置する。

 

13年までに「路車」と「車車」協調技術の技術開発を行い、前後の制御(ACC)を高度化した「路車・車車協調型の運転支援」に関する検討・実験を行うとともに、ITS世界会議(東京)でデモンストレーションを実施し、高速道路などの渋滞解消につなげる。また、ITS世界会議で実現時期の公表を目指す。

 

さらに、左右方向の制御技術の高度化にむけた技術開発や実証実験を15年から20年頃に行い、20年代初頭頃のオートパイロットシステムの実現を期す。